こんにちは。編み物の妖精です。
こちらは編み物マニアから初心者さんまで気になりそうな本をピックアップして独断と偏見で紹介するコーナーです。
今回は…
『手あみのすべて 秘訣と要点』
1990年刊 254ページ 1,250円(当時販売価格)
編んでいる際に無意識にやっていること、疑問に思っている事、そのすべてに応えようという、魂の技術書。通称「赤本」。「秘訣」とサブタイトルにありますが「秘伝」と差し替えても問題ないのでは?と思うほどの内容です。
「模様をはっきり見せたいとき」「素材のおもしろさを生かしたいとき」「要領よく模様を選ぼう」など普遍的なテーマを取り上げつつ、マニアックな部分もしっかり押さえています。そしてとにかく当時のタイトルや表現がとっても魅力的なのです。ちょっと抜粋してみても…
「コツはあまねく公開されるべきである」
「素材のおもしろさを生かしたいとき」
「単純な編み地を豪華に見せたいとき」
「どの位糸を買ったらよいか」
「作り目のすべて」
「鈎針編は鎖から始まり鎖に終わる」
「ナゾの見破り方…ウルトラCの模様編」
と名言ばかりで、手芸書なのに体中の血液が煮えたぎるような感動を覚えます。他にも左利きのひとのためのページ、糸の知識などなど、溢れんばかりな大盛りの内容となっています。


文中にもあるように「よりよく編んでいくための指南書」、まさにすべてが詰まっています。この本は復刻本サービスでも販売していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
編み物本復刻サービス 詳細はこちらから
https://www.tezukuritown.com/nv/c/cfukkoku/



ライタープロフィール / 編み物 by 日本ヴォーグ社
編み物ネタのみ。編み物が好きすぎる編み物本の編集に関わる人畜無害な編み物の妖精という設定でお願いします。非公式的&妖精目線で編み物の魅力を発信中。編み妄想多め
https://twitter.com/nv_amimono
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