2018年夏号より
こんにちは。編んでますか? 編み目記号が好きすぎるアミモノです。もちろん夏でも、猛暑でも編み物です! アイスを嗜みながらの編み物もなかなかオツなものですよ?
さて、今回は「ねじり目」です。編み物を始めたばかりの頃、表目を気付かずにねじり目で編んでしまった方も多いのではないでしょうか? そのねじり目、意外と言ってもいいほど様々な役割を持って生まれてきたみたいなんです。
まずは普通のねじり目。裏目などと組み合わせることにより立体的になります。アラン模様や志田ひとみさんのデザインで多用されたりもしていて、アクセントの役割を果たしています。
あと「ねじり増し目」。1段下のシンカーループ(横に渡った糸)をねじることで新しい目を作りますが、このねじり増し目、実は双子ちゃんなんです。右ねじり増し目と左ねじり増し目があり、さすがに双子とあって細かな記号図上で2人を判別するのは困難! ということで毛糸だまではあえて別の記号(△・▲など)に置き換えたりもします。
袖下などこの方法で増す場合、目がとじ代から生えてくるように左右を使い分けると、きれいな仕上がりに。ちなみにこの増し目は少ない段数で連続操作すると、編み地がつれる可能性があるので、かけ目とコンビを組んで使用することもしばしばです。
ほかにもねじり目の交差、ねじり目の2目一度、ねじり1目ゴム編みなど、バリエーションがたくさんあります。考えてみれば針の入れ方を少し変えるだけで目はねじれるので、それもそのはずですよね。
シンプルな編み地でも裾や袖口をねじりゴム編みなんかにすると、とたんにアクセントになったりするので、チャレンジする価値はあります。
あと、ねじり目の記号と「巻き目」の記号は似て非なる記号なのでご注意くださいね~。
アミモノのつぶやき
ねじり目の記号をバランス良く描くのって意外に難しいんです。手(足?)が長すぎたりすると巻き目と間違えられるし、カーブのバランスが悪いと可愛くないし…。記号としての機能美と愛らしさを兼ね備えた、理想のねじり目が描けるようには、もう少し修行が必要なようです。
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