目次
・編み始め側からとじるとき (2目ゴム編みの作り目で編み始めた場合)
・編み終わり側からとじるとき (2目ゴム編みの編み止めの場合)
・途中から編み方向が違うとき (境目に増減目がない場合・端でゴム編みが1目減っている場合)
「すくいとじ」とは?
編み地の段と段をつなぎ合わせることを「とじ」といい、脇や袖下などに使用します。
表側を上にして、編み地の横に渡った糸(シンカーループ)をすくってとじ針を入れ、とじ糸が見えなくなるまで引きます。引ききると糸が止まる手応えがありますので、ゆっくり確かめながらとじていきましょう。
また、とじ針で処理をするときは糸が長すぎると絡まって扱いづらく、何度も目に通すので糸が毛羽立ってしまうこともあります。40~45cm程度を目安にして、足りなくなったら新しい糸を足すことをおすすめします。
この記事では、2目ゴム編みのすくいとじのやり方をご紹介しています。メリヤス編み、1目ゴム編み、裏メリヤス編みのすくいとじの方法も別の記事でご紹介していますよ。
また、ガーター編みのすくいとじのやり方や、とじ糸の足し方は「いちばんよくわかる 新・棒針あみの基礎」に掲載しています!こちらもぜひどうぞ。
編み始め側からとじるとき
2目ゴム編みの作り目で編み始めた場合
仕上がりイメージ
①向こう側と手前の編み始めの端1目内側のシンカーループをすくいます。
②次からは端1目内側のシンカーループを1段ずつ交互にすくいます。
③「シンカーループをすくって、とじ糸を引く」をくり返します。編み終わり側からとじるとき
2目ゴム編みの編み止めの場合
仕上がりイメージ
①ゴム編み止めの糸をすくい、向こう側と手前のゴム編み止めの端1目内側のシンカーループをすくいます。
②向こう側も手前も、端1目内側のシンカーループを1本ずつ、交互にすくいます。
③「シンカーループをすくって、とじ糸を引く」をくり返します。途中から編み方向が違うとき
境目に増減目がない場合
仕上がりイメージ
端1目内側のシンカーループを1本ずつ交互にすくい、境目は手前は半目外側、向こう側は半目内側にずらして次の端1目内側のシンカーループをすくいます。端でゴム編みが1目減っている場合
仕上がりイメージ
端1目内側のシンカーループを1本ずつ交互にすくい、境目は矢印のように半目ずつ外側にずらして次の端1目内側のシンカーループをすくいます。出典 「いちばんよくわかる 新・棒針あみの基礎」 日本ヴォーグ社刊
こちらの本には、とじ糸の足し方やとじ針への糸の通し方など、困ったときに役立つ情報も盛りだくさん。編み物をするときに手元に置いておくと安心ですよ。
いちばんよくわかる 新・棒針あみの基礎
ライタープロフィール / 毛糸だま編集部
手あみとニードルワークのオンリーワンマガジン「毛糸だま」の編集部。1977年の創刊以来、編み物の魅力をお届けしています。
https://www.tezukuritown.com/nv/c/cktdweb/
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