羊毛倉庫の「作りたい」という気持ち

冬のおくりもの

公開日 2023.12.16 ライター=羊毛倉庫

コラム
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羊毛倉庫
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[毛糸だま 2011年冬号掲載]


こっそり打ち明けますが、小学生のころから編み物が好きでした。


一番最初に編んだのはマフラー。母に教わりながらも上手くはできず、目を飛ばしてしまっては半ベソをかいて。


手慣れて楽しくなると、毎年何かを編んでは好きな誰かに贈る冬を過ごしていました。


本屋の手芸コーナーも、通年で細かくチェック!素敵なセーターの編み図を探し求めて、『毛糸だま』にもずいぶんお世話になったものでした。ひと冬に3枚編み上げたシーズンもあったっけ…。


今はどうかと申しますと。せっかく授かった我が子なのに、まだ彼用のセーターをあつらえたことはありません。人形を作るついでに家事をしているような毎日では、もはや手編みの服はハードルが高すぎて悲しいほど。


そのかわりに(?)今回の人形は、冬の間、休まずに編み続ける女の子を作りました。編んでは仲間の体を温めます。今はたぶん、サンタクロースへの贈りものを編んでいるのかも。


画像1

細い竹ひごで作った編み針で、小さな小物を編みました。ラグは染めたウール地をギュギュッと縮絨(しゅくじゅう)したものです 。


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ライタープロフィール / 羊毛倉庫
鈴木千晶の人形作家名。東京校を中心に、横浜校、名古屋校、心斎橋校、さらには天神校でも講座を持つヴォーグ学園の人気講師。
https://twitter.com/evicall
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鈴木千晶の人形作家名。東京校を中心に、横浜校、名古屋校、心斎橋校、さらには天神校でも講座を持つヴォーグ学園の人気講師。
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