羊毛倉庫の「作りたい」という気持ち

特別に感じること

公開日 2024.03.30 ライター=羊毛倉庫

コラム
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羊毛倉庫
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[毛糸だま 2013年秋号掲載]


夜、子どもを寝かしつける時に、私はよく話を聞かせました。


即興で作る話は、とても他愛のないもの。幾何学模様の中を散歩する話や、おもちゃを持って行ってしまうこびとの話。


今年中学生になる息子には「今夜を最後の夜にしようね」と、こんなお話をしました。


青いずきんをかぶった女の子。彼女の名前は“あーずきんちゃん”。


現代っ子のあーずきんちゃんは、お使いに出たあとすぐに、同じクラスの男の子とゲームセンターで遊んでしまいます。たっぷり寄り道した後、知り合いの花屋でゆっくり花を選び、おばあちゃんの家に向かうのですが…。


結末は内緒です。 この人形を作っていると、息子が「これ、あーずきんちゃんなの?」と驚いていました。


「この子、今までの人形とぜんぜん違うね。すごくかわいいね」と。


画像1

青いフードマントは着脱可能。人形は羊毛ですが、たまには根気よく縫い物もします

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ライタープロフィール / 羊毛倉庫
鈴木千晶の人形作家名。東京校を中心に、横浜校、名古屋校、心斎橋校、さらには天神校でも講座を持つヴォーグ学園の人気講師。
https://twitter.com/evicall
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鈴木千晶の人形作家名。東京校を中心に、横浜校、名古屋校、心斎橋校、さらには天神校でも講座を持つヴォーグ学園の人気講師。
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