毛糸だま 2020年夏号より
編んでますか~?編み目記号が好きすぎるアミモノです。もう夏ですよ…。春夏はかぎ針編みの作品が多くなるので、春に引き続きかぎ針ネタにさせていただきます。こんなご時世ですし春の余韻がまだまだ残っていると思いますが、夏らしい音楽でもかけて強制的に気分を変えていただき、夏物に挑んでいただけましたら幸いです。
タイトルにもありますように、あるんです、かぎ針編みにも交差が。基本の「1目交差」通常拾う目の1目先を拾って編み(中長編み以上)、次に1目手前の目に針を入れ、編みくるむようにして編みます。場合によっては目の間に鎖1目入れる記号もあります。もうひとつは「変わり1目交差」。目の拾い方は基本と同様で、「編みくるまずに」編みます。記号上の違いは記号に切れ目が入っているかどうか。わかりづらいですねえ…。編み目としては「変わり」の方がふっくらします。まあ、間違えても少し落ち込むくらいで済みますので、おおらかな気持ちで編み続けましょう。
かぎ針編み【長編み1目交差】の編み方を動画とイラストで解説!
「変わり」の方なのですが、こちらは右上、左上があるのでご注意を。棒針のように目を入れ替えるようなことはせず、拾い方で交差を作るので、編み方は難しくありません。さらに「1目と3目の交差」といったようなバリエーションがあるのも嬉しいところ。縦に続けて編むと、まるで棒針編みの交差のような効果が生まれるので、ぜひ試してみてください。
両方に共通しているのは「後に編む交差の目が編みづらい」ということ。慣れないうちはスムーズに編み進まず、やきもきしますが、先に編んだ目を少し倒して目を拾うなどして対応してください。残念なお知らせとしては、棒針編みのような多種多様なバリエーションが組みづらいという点です。編んでみるとわかるのですが、もうね、物理的に無理なんです…。でも限界にチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。交差と言えば棒針に目がいきがちですが、かぎ針編みの交差も捨てたもんじゃありません。工夫をすればかぎ針編みで総アラン模様「風」のウエア物ができるかも!?
アミモノのつぶやき
編み物本に掲載されている記号図はかなり小さいので、基本の交差か「変わり」かを、ぱっと見ただけではわからない場合もあります。でも1目同士の交差でしたら、そこまで差はないので、気にしないでください。ちなみに記号を描く難易度でしたら圧倒的に「変わり」の方が難しいす…。
アミモノによるSNSも日々更新中!
Twitter https://twitter.com/nv_amimono
Instagram www.instagram.com/amimonojapan
毛糸だま本誌もよろしくお願いします~!毛糸だま最新号はこちらからチェック。