学生達は夢を編む

研修旅行に行きました(前編)

公開日 2024.02.14 ライター=御田昭子

学び
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御田昭子
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文化服装学院では各科の特色に合わせた研修を実施しています。


ニットデザイン科は近年、関西方面のニットに関わる工場見学をメインに行っています。


今年度は2023年11月下旬に3泊4日の日程。科によって生産の現場を見学したり…素材の産地を訪れたりと様々。研修を通して専門知識をさらに積み重ねていきます。


また、普段あまり話さないクラスメートと行動を共にすることによって自然と会話も増え、学生時代のよい思い出にもなります。


コロナ禍で中断していた工場見学も久しぶりに実施することができました。快く見学を引き受けてくれた各企業様には感謝です。


往復は新幹線。途中、バスで移動していきます。


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初日、東京駅で集合するところから、旅行はスタート。


大阪に着いたら早速お昼ご飯です。大阪といえばたこ焼き。食べ放題でみんなも一気に旅行気分です。


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大阪で最初の見学先は東洋紡糸工業へカシミヤ紡績を見学させてもらいました。


学生達からは


「ハイブランドに愛用される最高品質の糸を作るためのこだわりを、工場の設備を見ながら聞けるのはすごくありがたかった」

「太い羊毛から細い糸に変わることにとても驚きました。カードという機械で並行にしている工程は初めて見てとても興味深かった」


といった感想が。繊細なカシミヤを丁寧に紡績している風景を見学し、素材の大切さを改めて感じたのではないでしょうか。


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その後はホールガーメントを主力とするニット工場を見学し、1泊目は和歌山市内に宿泊。


2日目は朝から世界トップのコンピュータ横編機メーカー、島精機製作所を見学しました。


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「ニットへの熱量がすごく、世界中から信頼される理由が分かりました」

宇宙服では、ホールガーメントで編まれた編地が採用されたのは知っていましたが理由を聞いて感動しました」

服だけにとどまらずインテリアや資材も行っていて、ニットの可能性は無限」

「ニット業界の中で何事においても先駆者。編機の生産だけでなく、様々な方法で事業展開していて、常に新しいものを産み続けている所が凄い」


と学生達。

 

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そのあと訪問したフュージョンミュージアムでは手袋編み機から今のホールガーメントまでの道のりが展示されていました。普段は見ることのできない初期の編機を見ることのできる貴重な機会となりました。


午後は丸編みメーカー、染色加工会社見学と大忙しの日程(2泊目は奈良に宿泊)。


そして3日目。手編み好きな方ならご存じの奈良県生駒にある近畿編針にお邪魔しました。


詳しくは次回後編で詳しくお伝えします!

 

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文化服装学院

https://www.bunka-fc.ac.jp

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御田昭子
ライタープロフィール / 御田昭子
文化服装学院 ニットデザイン科専任講師。文化服装学院ファッション工科専門課程ニットデザイン科。編物科・ニッティング科・産業ニットデザイン科と時代とともに名称を変え、ニット業界を支える人材を長年輩出しています。そのニットデザイン科学生達の奮闘を講師目線でお届けします。
https://www.bunka-fc.ac.jp
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ライタープロフィール / 御田昭子
文化服装学院 ニットデザイン科専任講師。文化服装学院ファッション工科専門課程ニットデザイン科。編物科・ニッティング科・産業ニットデザイン科と時代とともに名称を変え、ニット業界を支える人材を長年輩出しています。そのニットデザイン科学生達の奮闘を講師目線でお届けします。
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