自分好みのサイズにする
自分の体形に合った作品を作りたい、でもどうすればいいのかわからないという人も多いですよね。
きっちり自分サイズに変更しようとすると目数も段数も変わってしまい、すべて再計算することになります。
ということで、ここでは簡単なサイズ変更の方法をちょっとだけ紹介します。
丈(段数)を変更する場合
段数を増やす→裾や袖口側で増やして大丈夫
段数を減らす→少々計算が必要になります
(前後身頃)
計算が大変なので、ウエストを真っすぐにしてしまいましょう。
(袖)
変更したい段数を減目数+1 で割ります(いわゆる植木算)。ただ、表側だけで減目したいので、割る前に段数を半分にしておきます。そのかわり、計算が終わったら忘れずに2 倍しないと長袖が半袖になってしまうのでご注意を。多い段数を袖口に持ってくるのがポイントです。
幅(目数)を部分的に変更する場合
幅(目数)を変更する場合は身頃の両脇で増減させ、変更した目数は袖ぐりで元に戻します。
目を増やした場合→袖ぐりの最初の伏せ目を増やす
目を減らした場合→袖ぐりの最初の伏せ目や途中の減目を省く
「計算を一切せず」に大きさを変えたい場合
もっとも簡単な方法は針の太さを変えることですが、これは目の大きさを変えるということなので、全体的に大きさが変わってしまいます。そして編み地の風合いを保つためにも針の変更は1、2号と思ってくださいね。
point1
変更したい寸法が何目(何段)なのかはゲージで簡単にわかります。
例)ゲージが21 目・28 段のときに幅(目数)を2cm 変更したい場合2cm× 2.1= 4.2 目。つまり4 目分作品に合わせて変更します。
point2
ゲージとは10cm 平方に何目・何段あるかを数えたもの。つまり例題の2.1とは1cm のときの目数なのです。ということは、知りたい寸法に1cm の目数をかけるとどの寸法でも目数が簡単に計算できるということです。もちろん段数も同じです。
毛糸だま2016年秋号より