目次
糸のかけ方あれこれ
わ編みの欠点、段ズレ解消術
フェアアイル模様を編むうえでかかせないテクニックといえば「横糸渡しの編み込み」
今回はこれをテーマに「今さら聞けない!?」ポイントをご紹介します!
糸のかけ方あれこれ
横糸渡しの編み込みといえば当然、2色(まれに3色)の糸を連れて1段を編みます。
棒針の編み方にフランス式やアメリカ式があるように2本の糸のかけ方もいろいろあります。
ここでは3パターンをご紹介しますので、自分に合った編み方をみつけてみてください。
左右に1本ずつかける
左手に地糸、右手に配色糸をかけ、地糸はフランス式、配色糸はアメリカ式で編みます。両手にかけるので2本の糸がくっつかず、渡り糸の上下も間違えにくいです。ただ、編み方の慣れ不慣れの差によって目が不揃いになる場合も…。
左手に2本かける
左手に2本かけて編みます。フランス式派の人には編みやすいのですが、人差し指の糸がくっつかないようにキープするのが意外と大変。さらにそれぞれの色で編む目数に差があると糸がたるむのと、渡り糸の上下が入れ替わらないように注意が必要です。
編む糸のみ指にかける
普段編んでいる方法で地糸のみ指にかけて編みます。配色糸に替えるときは地糸を離して配色糸のみ指にかけて編みます。一回ずつ糸を離すので時間はかかりますが、普段通りの編み方だけで編めるので意外とスイスイ編めて目も揃いやすいです。
わ編みの欠点、段ズレ解消術
わで編む場合はつねに表を見て編むことができるのでとても編みやすいです。ただ、最大の欠点は段の境目にズレが出てしまうこと。
わで編む以上避けては通れない運命か…とあきらめるのはまだ早い!世の中には素敵な解消術を考えてくれる人がいたのです。(わかりやすくするために縞模様で説明しています。
普通の段ズレ解消術
色を替えた2段めの最初の目をすべらせます。境目が1段減ることで段差が少なくなります。
簡単なので太めのストライプなどにはとても有効ですが、編み込み模様の場合、ここだけ目が無くなってしまうのでかえって目立ってしまいます。
編み込み模様にも有効なテクニック!
色を替える手前まで編み終わったら、今編んだ最後の目を左針に戻します。
戻した目に次の色でもう一度1目編み、そのまま1段編みます。
残り1目まで編み、最後の1目は1で戻した目に針を入れて左針にかけます。
左針の2ループに針を入れ、一緒に表目で編みます。新しい色の1目めは裏側に隠れ、段差が目立たなくなります。
毛糸だま2016年冬号より

ライタープロフィール / 毛糸だま編集部
手あみとニードルワークのオンリーワンマガジン「毛糸だま」の編集部。1977年の創刊以来、編み物の魅力をお届けしています。
https://www.tezukuritown.com/nv/c/cktdweb/
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