今さら聞けない⁉ 編み物テクニック

かぎ針編みの基本【その1】

公開日 2024.04.10 更新日 2024.04.22
ライター=毛糸だま編集部

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毛糸だま編集部
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目次

今まで棒針のお話が多かったこのコーナーですが、今回はかぎ針の基本中の基本に関する今さらポイント【その1】をご紹介します。

【その2】はこちら


鎖編みの作り目をキレイに編もう

かぎ針編みの作品はほとんどの場合、鎖編みで作り目をしてから編み始めます。

「鎖編みなんて何を今さら…」とお思いでしょうが、作り目は一番大切な作品の土台です。鎖編みが汚いと編み地にも歪みが出てしまいます。

ビシッと美しい鎖編みが編めるように頑張りましょう。


鎖編みの編み方

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かぎ針を糸の向こう側から手前に矢印のように回転させて糸をねじります。


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かぎ針を親指の方に動かし、交点を親指と中指で押さえます。針の背で糸を押すように動かして糸をかけ、


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糸を引き出します。引き出すときは常に針先が自分の方を向いている状態で引き出します。


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スムーズに針が抜ける大きさになるように糸端を引いてわを引き締めます。これが端の目になり、目数には数えません。


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2と同様に針を動かして糸をかけ、わの中から引き出します。


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鎖が1目編めたところ。4と同じ大きさのループになるようにくり返して編みます。


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3~4目編むごとに左手で押さえる位置を上に移動させながら編み進めます。


鎖編みの作り目の拾い方あれこれ

美しい鎖編みの編み方をマスターしたら、早速目を拾い始めますが、拾い方には3種類あります。

それぞれの特徴を覚え、作品に合った方法を選んで編み始めましょう。


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ちょっと拾いにくいのが難点ですが、鎖の表側が残るので編み上がりがきれいです。端をそのまま使用するときにオススメの方法です。目が詰まっているものを編むときもこの方法で編みましょう。


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拾いやすくて作り目位置もすっきりとした方法ですが、伸びやすくて隙間があきやすいです。作り目に伸縮が欲しいときや、作り目の両側から目を拾うときに向いています。


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拾いやすくて安定感もある拾い方ですが、糸を2本すくうので、作り目位置にやや厚みが出てしまいます。細い糸や透かし模様など目を飛ばしながら拾うときに向いています。



毛糸だま2017年春号より


毛糸だま編集部
ライタープロフィール / 毛糸だま編集部
手あみとニードルワークのオンリーワンマガジン「毛糸だま」の編集部。1977年の創刊以来、編み物の魅力をお届けしています。
https://www.tezukuritown.com/nv/c/cktdweb/
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横糸渡しの編み込み【その2】

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