フィットニット・修理技術者のメグヲです。ニット修理を生業にしています。
黄金週間はいかがお過ごしでしたか?
黄金週間も終わりますと本格的に新緑の季節ですね。今回はそんな緑色のニットの修理事例をご紹介します。
寒かった冬の間、ニットを着て生活をしていた方の中にはついうっかり焦がしてしまった事もあるのではないでしょうか。
袖口のリブ上に茶色く変色した部分があります。焦がしてしまったために変色・溶けてしまった部分になります。
手を差し込んでみると内側までダメージを受けており、肌が透けて見えています。また、溶けてしまっているため非常に硬くなっています。触り心地はガリガリです…。
広い範囲で焦げているため、今回はその部分をそっくりくり抜いて修理をします。
はぎ直しました。写真中央が焦げていたところになりますが、すっかり綺麗に仕上がりました。
実は少しだけ元の状態とは違う形になってしまっているのですが、お気づきになりましたか?
もしわからないようでしたら、修理を担当したスタッフの技術の賜物なので、ぜひ褒めてあげてくださいね。
さて続いては、裾のデザイン変更です。
アシンメトリーな裾のラインをまっすぐにしたい。とのこと。
どうなっているのかわかりませんが、ひとまず高さが揃うようカットします。どんな作りになっているにせよ、目が出てくれれば方法があります。
リブの間隔も揃うように慎重に作業を進めていきます。
完成です。無事に裾の長さが揃いました。印象がだいぶ変わりますね。繋ぎ目部分も違和感なく直すことができたので、修理した我々も満足の出来です。
新緑ニットと題して緑のニット修理を紹介しました。これからはサマーニットの季節になっていきますね。どのような修理がやってくるのか楽しみです。
最後に、今年もフィットニットではワークショップを開催します。
細かな概要はフィットニット公式HPやInstagramにてお知らせしますので併せてチェックしていただけると嬉しいです。今年は何やらニューアイテムも仲間入りするようですよ!
チラリ…
株式会社フィットニット
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