学生達は夢を編む

野口光さんの特別講義

公開日 2024.06.26 ライター=御田昭子

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御田昭子
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4月に進級してきた2年生も初めての作品、プルオーバーが完成しました。そして6月になり「毛糸だま」でお馴染みの野口光さんがニットデザイン科2年に向けて特別講義をしてくださいました。


ニットデザイナー・テキスタイルデザイナーとして、世界で活躍する野口光さん。今回は基本のダーニングを教えていただきました。


ダーニングする材料はもちろんニットアイテムを使用。「毛糸だま」でも「野口光のダーニングでリペアメイク」が連載されています。

Instagram:hikaru_noguchi_design


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以前、モヘアの普及を目的としたモヘアスポンサーシッププロジェクトにニットデザイン科が選出され、作品制作を行ったことがご縁で、近年は一年に1回の授業をお願いしています。ダーニングとの出会いや、いままでのデザイン活動のお話に続いて、クラスでワークショップが行われました。


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野口さんの手元を見ながら学生達も一緒に手を動かしていきます。

 

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中には履いてきた靴下にダーニングした学生も。

最後にはクラスにダーニングブローチの本をプレゼントしていただきました。ありがとうございます!


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【学生の感想】

「教え方が丁寧で、話し方も優しく心地よくてリラックスした雰囲気で取り組むことができました。いつか自分の作品に活用していきたいです」

 

「自分の手で直した洋服を着た方がより愛着が沸き、結果的に長く着ることに繋がるのだと感じました。 消費が激しい今の時代に手直しされた洋服を着ることがおしゃれだと感じるので、これからも良いものを長く使おうと思いました」

 

「初めてダーニングという技法に触れましたが、刺繍より自由で手軽だと感じました。少しほつれたニットでも、自分で手直しして付加価値をつけ、一つのものを長く使えるのは昨今の環境問題の観点からも素敵な取り組みだと思います」

 

「野口先生が、ニットは表も裏もない、自分が素敵だなと思った方を表にすればいいよと仰っていたことが心に残りました」


ダーニングの第一人者である野口さんのお話は、こらからのファッションを考えていく上で不可欠なSDGsが盛り込まれ、学生達も大変刺激を受けたようです。


お忙しいスケジュールのなか、お越しいただきありがとうございました!

7月には新刊『はじめての靴下ダーニング』も刊行されるとのこと。

 

来年もぜひよろしくお願いいたします!


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御田昭子
ライタープロフィール / 御田昭子
文化服装学院 ニットデザイン科専任講師。文化服装学院ファッション工科専門課程ニットデザイン科。編物科・ニッティング科・産業ニットデザイン科と時代とともに名称を変え、ニット業界を支える人材を長年輩出しています。そのニットデザイン科学生達の奮闘を講師目線でお届けします。
https://www.bunka-fc.ac.jp
御田昭子
ライタープロフィール / 御田昭子
文化服装学院 ニットデザイン科専任講師。文化服装学院ファッション工科専門課程ニットデザイン科。編物科・ニッティング科・産業ニットデザイン科と時代とともに名称を変え、ニット業界を支える人材を長年輩出しています。そのニットデザイン科学生達の奮闘を講師目線でお届けします。
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