学生達は夢を編む

専門学校の本領

公開日 2025.01.30 ライター=御田昭子

学び
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御田昭子
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文化服装学院ではアパレル業界で即戦力となる人材の育成を目標に日々授業を行っています(中には就職後の実務に近い科目も)。


今回はニットデザイン科ならではの実務科目である「ニットマーチャンダイジング」について。


自分だけの1点物の作品作りとは異なり、授業を通し「商品としてのニット」を見る目(マーチャンダイジング)を養っていきます。将来的に企画職・デザイナーとして活躍できることを目指し、カリキュラムを組んでいて、2年生の後期から3年生の1年間、1年半にわたり授業が展開されていきます。


2024年度の授業は2人の非常勤講師に担当していただきました。2人ともニットデザイン科卒業で現役のニットデザイナー。ニット業界に精通し、さらにはニットデザイン科のカリキュラムをよく知る先輩方から聞く話は、リアルで実践的なことばかりです。


特別講義ではさらに専門的な話、例えば原価計算などを学びます。ここでも経験豊かなニットデザイン科卒業生をお招きしています。


業界で活躍する卒業生が多いのが文化服装学院の強み。


卒業後に経験を積んで後輩たちに指導してもらえるのは嬉しいことです。先輩後輩のつながりがビジネスにつながることも。2年生はOEM・ODMデザイナーの実務に近い、市場調査や得意先ブランドの理解、MAP提案、手書きからの指示書(仕様書)作成など、相手のニーズに応える演習をしています。最初は商品の検寸から学び、指示書を手書きで書く練習を繰り返し行います。

 

2年生の授業

指示書は製品を量産するために必要な書類で、寸法や仕様などの必要事項を簡潔に書くことが求められます。手書きから始まり、慣れてくるとイラストレーターなどを使いPCで書くことになります。

 

3年生では2年生の基礎を踏まえ、仕様書もさまざまなアイテムを書いていきます。学生それぞれがブランドを企画立案し、イメージマップの制作や指示書の作成、各自の企画のなかから選んだ商品の指示書を作成し、実際にサンプルを制作します。最後にはプレゼンテーションも行います。

 

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3年生の授業

指示書を短時間で作成することを目標にしています。また特別講義では各自が企画デザイン制作した商品を原価計算していきます。


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特別講義

学生時代から将来の業務に触れることが出来るのは専門学校の得意とするところです。多くの先輩たちが後輩の学びに力を貸してくれています。


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全ての学びが将来の人生の糧となってほしいと願っています。


文化服装学院

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御田昭子
ライタープロフィール / 御田昭子
文化服装学院 ニットデザイン科専任教授。文化服装学院ファッション工科専門課程ニットデザイン科。編物科・ニッティング科・産業ニットデザイン科と時代とともに名称を変え、ニット業界を支える人材を長年輩出しています。そのニットデザイン科学生達の奮闘を講師目線でお届けします。
https://www.bunka-fc.ac.jp
御田昭子
ライタープロフィール / 御田昭子
文化服装学院 ニットデザイン科専任教授。文化服装学院ファッション工科専門課程ニットデザイン科。編物科・ニッティング科・産業ニットデザイン科と時代とともに名称を変え、ニット業界を支える人材を長年輩出しています。そのニットデザイン科学生達の奮闘を講師目線でお届けします。
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文化生の課外活動

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卒業生のこと

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卒業生からのメッセージ

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