現役ニット作家であり、「新進クラフト作家の誌上ギャラリー」がコンセプトのミニコミ誌「ハオ」の編集長でもある松村忍さんによる、作家を目指す人のための教室「sessa(セッサ)」の第2期が、2023年4月に開講します。
4月の開講に合わせ、現在sessaでは第2期生3名を募集中です。
sessaは、オリジナル作品を作る創造力と、それを仕事につなげるビジネススキルの両方を身につける教室。20〜40代の女性を対象に、10年後の手芸業界を担う作家の育成を目的としています。
講師である松村さんは、大手企業で販促・マーケティングに携わり、手芸業界で20年以上活動してきた現役のニット作家です。
現在は手芸雑誌、書籍への作品掲載、手芸メーカーへのデザイン提供、子ども手芸教室など、オリジナルのものづくりの応援と手作りの価値向上のためさまざまな活動を展開しています。
「作る」と「売る」の両方を学べる!
ミニコミ誌・ハオの編集長としての活動を20年以上続ける中で、
「ハンドメイド通販サイトやイベントなどで、思うように売れない。」
「編み物講師の資格は取ったが、オリジナル作品が作れない。」
「どのように仕事に繋げれば良いかわからない…。」
など、多くの作り手の悩みに出合ってきたという松村さん。
「自分の内面の表現である『作ること』と、自分の外側(市場)をマーケティングする『売ること』は、アプローチの仕方が真逆であり、ものづくりをする人の悩みやモヤモヤの原因の多くは、それを混同していることにあるのでは」
「もの作りの世界で長く活動するためには『オリジナル作品を生み出すクリエイティブ力』と、それを『仕事に繋げるスキル』の両方をバランス良く持ち合わせることが大切」
と考え、sessaではオリジナル作品づくりの発想法と、企画立案、マーケティング、宣伝、コピーライティング、フォトスタイリングの基礎など、ものづくりを仕事にするために必要な「作るスキル・売るスキル」の両方にアプローチしています。
確実に実績が積める!
sessaは、松村さんが編集長をつとめるミニコミ誌・ハオへの参加が必須条件。
クリエイティブ力を伸ばすには、実際に手を動かし、作品を作り上げる経験が欠かせません。sessaでは、ハオ誌上での作品発表を通し、オリジナル作品の作り方を実践的に学ぶことができます。
オリジナル作品制作が未経験でも、松村さんが少人数のクラスでしっかり伴走してくれるので安心です。
また、一般のハオ参加作家と共に、吉祥寺のギャラリーでのグループ展(12月)への出展や、作品販売の経験も積むことができます。
現在開講中の1期生も、「毛糸屋さんでの毛糸の見方が変わった」「自分のやりたいことにグンと近づけた」と成果を感じているそう。
上場企業で販促・マーケティングに携わり、手芸業界で20年以上活動してきた松村さんが、一人ひとりに向き合い、生徒同士がお互いにsessa(切磋)琢磨しながら成長していけるクラスを目指します。
手芸作家を目指している方、ぜひこの機会にお問い合わせください。
松村さんコメント
この講座は、オリジナル作品を作る楽しさや豊かさを、より若い世代の方にも知っていただきたいと思い、企画しました。
オリジナル作品は、実際に手を動かさなければ、作れるようにはなりません。
「sessa」のレッスンで学びながら、「ハオ」に掲載する作品を締め切りまでに作り上げる。
「産みの苦しみ」はありますが、1年後には必ず「作家」としてステップアップした自分と出会えるはずです。
経験のない方も講師がしっかりサポートします。やる気のある方のご応募をお待ちしております。
sessa Instagram:@sessa_since2022
松村さんInstagram:@shinobumatsumura
ハオInstagram:@hao_since1999
募集要項
【受講資格】
・20〜40代の女性の方
・ミニコミ誌『ハオ』vol.31(2023年10月発行)へ参加意思のある方
・将来的に手芸業界で作家として活動したいとお考えの方
※ミニコミ誌『ハオ』の詳細は下記ウェブサイトをご覧ください。
※講師は編み物が専門なので、編み物を題材にしたレクチャーになりますが、ものづくり全般についての教室なので、織り、フェルト、パッチワークなどジャンルは問いません。
【会場】
松村忍 自宅アトリエ
東京都調布市。京王線国領駅徒歩3分、小田急バス南国領より徒歩1分。
※五感を磨く教室のため、オンラインレッスンはありません。
【日程】
2023年4月〜2024年3月(全22回)
月2回:原則 第2・4土曜日
10:00〜12:00
※展示会準備のため、10・11月は月1回。
【講習料】
1か月 10,000 円(税込)
4〜7月:40,000円、8〜12月:40,000円、1月〜3月:30,000円を前月末までに振り込み。
別途「ハオ」掲載料16,000円(税込)、ハオ展参加実費(約3,000円)が必要です。
【応募締め切り】
2023年3月末
4月入会のみの募集です。年度途中での入会はできません。
【申し込み・お問い合わせ先】
メールでご連絡ください。講座お申し込みの方は、住所、電話番号、生年月日、手芸歴を明記願います。
講師プロフィール
松村 忍
デザイナー・クラフト作家。ミニコミ誌『ハオ』代表。
手芸雑誌、書籍への作品掲載、手芸メーカーへのデザイン提供、子ども手芸教室など、オリジナルのもの作りの応援と手作りの価値向上のためさまざまな活動を展開。
監修本に『新版 棒針編み困ったときに開く本』『新版 かぎ針編み困ったときに開く本』『かぎ針編みの教科書ビギナーズ』(新星出版社)。『子どものハンドメイドレッスンBOOK』(朝日新聞出版)。
Instagram:@shinobumatsumura
子ども手芸教室(教室ブログ):https://kidscraft-m.blog.ss-blog.jp
YouTube チャンネル:デザイナー・クラフト作家 松村 忍
<講師経歴>
1971年生まれ。富山県出身。夫と長男(2004年生まれ)と共に東京都調布市在住。
1994年〜 ニットデザイナーきゆなはれるの夢民舎にて、ものづくりを学ぶ。
1993年〜1999年 (株)ベネッセコーポレーションにて、『進研ゼミ小学講座』のダイレクトメール営業。妊娠・育児雑誌『たまごクラブ』『ひよこクラブ』のセールスプロモーション、TVCM、広報宣伝を担当。
1999年〜2002年 デザイン事務所(有)馬見塚意匠室にて、雑誌の誌面デザイン等に携わる。
1999年〜 夢民舎の仲間とミニコミ誌『ハオ』の発行をスタート。
2002年〜 フリーのエディトリアルデザイナーとして独立。並行して、手芸出版社、雑貨店に営業し、デザイン提供、委託販売など、手芸作家としても活動を始める。
2012年〜 自宅にて小学生対象の「子ども手芸教室」をスタート。
『ハオ』参加作家の活動プロデュースにも積極的に取り組んでいます。
・『スタイリスト佐藤かなのいちばん使えるニット』(主婦と生活社 2015年)※全作品の編み図デザインと作品制作
・『家族みんなのあったかニット』( 成美堂出版 2016年)
・京都のファンシーヤーンメーカー『モンドフィル』とのコラボキット開発(2019年〜)など