「目に見えない存在の可視化」をテーマとして編み物技術を使った作品を生み出し続ける、作家・金親敦さんの個展が5/24(金)~5/26(日)の3日間開催されます。
Avatar(アバター)と呼ばれるその不思議な造形は、見るものの想像力を掻き立ててくれます。Avatarとは、ゲームやネットなどの仮想空間内における自身の分身を表す言葉で、語源はサンスクリット語の「avataara」。「化身」という意味を持っているそう。
金親さん曰く、「化身とは目に見えない存在が形を持って姿を現したもの。本作品は目に見えない存在にとっての憑代、いわば着ぐるみです」と。
糸が編まれるまでそこに形は存在しなかった、目に見えない存在に形を与える、顕現させるイメージで制作している作品群を展示します。
神秘的でありながらどこかポップで愛嬌ある作品たち。その存在をその目で確かめてみませんか?
作家コメント
編み物の目一目をstitchと呼ぶことを最近知りました。Stitch by Stitch はstep by stepのような意味合いで付けたタイトルです。一目一目編み進めて作られた作品を観て、一歩一歩ゆっくりいこうぜといった思いが伝わればいいなと思います。
展示会情報
Stitch by Stitch
【日時】
2024年5月24日(金)~26日(日)12:00~18:00
【会場】
GALLERY IRO (ギャラリー イロ)
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-37-7-101
JR・4京王井の頭線 吉祥寺駅より徒歩約7分
【作家プロフィール】
金親 敦(かねおやあつし)
千葉県市原市生まれ。2015 横浜美術大学 クラフトデザインコース 卒業。編み物技術を使用したAvatarシリーズの作品を制作。
https://knoy-ats-15.jimdofree.com/
個展:2023
『金親敦展』川越市立美術館 / 埼玉
『AVATAR』THE HYUNDAI / ソウル
グループ展:2023
『Arts & Crafts for Dari 2』 諸橋近代美術館 / 福島
『miniature Postage Stamp Masterpieces』Nippon Gallery / ムンバイ