こんにちは。編み物の妖精です。
こちらは編み物マニアから初心者さんまで気になりそうな本をピックアップして独断と偏見で紹介するコーナーです。
今回は…
『見る…編物デザイン 1000ヒント』
162ページ 1982年刊 1,480円(当時販売価格)
これは編み物写真集です。作り方は一切掲載されておらず、当時のヨーロッパの一流雑誌から日本では未発表の1000のデザインをまとめたデザインソースブックとなっています。価格も当時にしてはかなりの高額です。
内容は縞、グラデーション、モザイク模様、レース、ペア、シンプル、赤ちゃんなどテーマに沿ってニットを掲載しています。
若干のレトロ感もありますが、当時の流行の先端ということもあり、とにかく格好良いのです。もちろん作り方がないので、数少ない写真から、あーでもない、こーでもないと想像するのがまた楽しいものです。
随所にこだわりの手仕事も見られ、十分今に生かすことができるヒントの宝庫です。個人的には子どものニットが眼福。モデルの愛らしさとキュートなニットの組み合わせは永遠ですね。
この本の使い方を引用すると
「どの頁をひらいていただいても、きっと何かしらのヒントが見つかるのではないかと思います。一度だけではなく、二度、三度とご覧いただき、あちらのヒントとこちらのヒントを合わせたら…といった風に、ここにはない新しいデザイン発見のガイドとしてお役に立てれば、これに勝る喜びはございません」
とのこと。
まさにページをめくるごとに発見があり、世界中を旅している気持ちにさせてくれる一冊です。