今さら聞けない⁉ 編み物テクニック

編み物お直し術【その1】

公開日 2024.04.30 更新日 2024.05.10
ライター=毛糸だま編集部

学び
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毛糸だま編集部
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時間をかけて編んだのに、いざ着てみたら何か変!? 袖が長かったり、衿が大きすぎたり…。


そんなことでニットをタンスの肥やしにしてはいけません!! お直し術を身につけて今年こそタンスの中から助け出しましょう。


今回は編み物お直し術【その1】を紹介します!

【その2】はこちら


ケース1

身頃にも袖にもゴージャスな模様が入っていてとても素敵なのですが、袖の重みで衿ぐりが引っ張られてしまい、小柄な私が身につけるとだらしのない印象になってしまいました~。

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衿の伸び止め

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衿を手前に折り返し、衿の拾い目位置と同じところに針を入れ、目を飛ばしながら引き抜きます。


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衿のあきがかなり小さくなりましたが、目数が減った訳ではないので、衿が浮いて隙間ができてしまいました。


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というわけで衿の外側にゴムカタンを2本どりで通します。通し方は表から見えないように裏から表目の右側1本をすくいます。


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すっきり落ち着きました。ゴムカタンのみで伸び止めをする場合はさらに2~3列、衿丈に合わせて通します。


袖口

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袖口より長めに袖下のすくいとじをほどき、袖1段めのシンカーループに別糸を通します。


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別糸を通した目から2段袖口側の目を切ります。


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別糸を通し忘れた目が無いかを確認しながら、1目1目はずしていきます。


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はずし終わったら別糸が通っている目を細めの棒針で拾い、正しい太さの針に持ち替えて編み直します。


おまけ

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もし、編み地を切るのは怖い…という人は、折り山より1cm程度長くすくいとじをほどき、裏からすくいとじをしなおすだけでもいいでしょう。


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普通のゴム編みになってしまいましたが、折った時にとじ代が見えなくなりました。


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毛糸だま2017年夏号より


毛糸だま編集部
ライタープロフィール / 毛糸だま編集部
手あみとニードルワークのオンリーワンマガジン「毛糸だま」の編集部。1977年の創刊以来、編み物の魅力をお届けしています。
https://www.tezukuritown.com/nv/c/cktdweb/
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