アラン模様はもちろん、数多くの作品にちょいちょい登場する交差模様。
時間がかかるから、あまり編まないわ~という人に耳よりな、ほんのちょっと時間短縮できるかもしれないテクニック【その2】をご紹介します。
交差の向きを間違えた時の修復法
模様編みの記号図とにらめっこしながら、注意深く編んでいたはずなのにふと気が付くと交差の向きが逆!?
仕方がないのでエイッとほどいていませんでしたか?
今日からはそんな時間の無駄とはおさらば!! 修復方法をご紹介します。
右上2目交差を左上2目交差に修復
間違えた目の手前まで編み、交差の4目を棒針から外します。
棒針にキャップをつけておき(これをつけないと被害が拡大する可能性大!)、直したい段まで目をほどきます。
2目ずつ2つのなわ編み針(細めがオススメ)に拾います。
今度こそ向きを間違えないように目を交差させます。
できるだけ渡り糸の右端に上から針をかけてそのまま引き出します。このとき針先がかぎ状になった「リペアフック」があると便利です。
残りの3目も同様に編みます。
交差の段が編めました。
目をなわ編み針に移し、残りの段も1段ずつ編み直します。
間違いに気付いた段まで戻りました。キャップをはずして続きを編みます。
毛糸だま2017年秋号より