今回は糸始末についての特集【その2】です。裏に隠れて見えないからといって油断してはいけません。裏側まできれいに仕上げてこそ、美しい作品が生まれるのです。最後の最後まで根気良く丁寧に糸始末しましょう!
【その1】はこちら
極太糸の糸始末
小物を編むのにおすすめの超々極太の糸。あっという間に編み上がるのは嬉しいけれど、いつも通りに糸始末したら目立つし、使っているうちにすぐ糸端が出てきてしまうし…。ということで、太糸の糸始末についてご紹介します。太めのとじ針をご用意くださいね。
普通の太い糸(糸端が端にある場合)
糸の撚りと逆方向に糸をねじって撚りを戻し、2本にわけます。
ちょっと細くなりました。端をそのまま使う作品は編み地の内側にそれぞれ糸始末をします。
完成!
リリヤーンタイプの太い糸(編み地の途中の場合)
糸替え部分に穴があかないように、編み目の流れに合わせて右の糸は左の目をすくいます。
矢印のように糸を割りながらすくって糸を引きます。無理に引っ張ると編み地がつれてしまうので●の部分を押さえながら引きます。
少し戻ります。左の糸も同様に右側に糸始末します。
毛糸だま2017年冬号より