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こんにちは。編み物の妖精です。
こちらは編み物マニアから初心者さんまで気になりそうな本をピックアップして独断と偏見で紹介するコーナーです。
今回は…
『編物パターンブック ヴォーグ999デザイン』
140ページ 1960年刊 370円(当時販売価格)
まずタイトルが好き。「999」ですよ?
スリーナインです。日本ヴォーグ社の昔の編み物本を見ていくと、どれだけ掲載しているかを示す「数字」がタイトルについているものが多くみられますね。今もですが。
![画像1](https://src.amimono.me/article_image/20230728-144004-108.jpg)
![画像2](https://src.amimono.me/article_image/20230728-144022-222.jpg)
999まで数えるだけでも大変なのですが、この本はイラストによるデザインのみを掲載しています。そして作り方は掲載していません。相変わらず昔の本は潔いですね。
![画像3](https://src.amimono.me/article_image/20230728-144028-196.jpg)
![画像4](https://src.amimono.me/article_image/20230728-144032-8.jpg)
掲載しているアイテムもレディスからメンズ、子ども物、小物まで網羅していて、何を編もうか迷っているときの参考にもなりそうです。
![画像5](https://src.amimono.me/article_image/20230728-144036-290.jpg)
![画像6](https://src.amimono.me/article_image/20230728-144040-232.jpg)
イラスト自体は「昔のスタイルブック」という一言では言い切れないほど洗練されていてスタイリッシュ。イラスト集としての機能を十分に発揮しているのではないでしょうか。ニットの描写法など、参考になることばかり。ああ、こう描けばニットに見えるのか…と。
![画像7](https://src.amimono.me/article_image/20230728-144045-293.jpg)
![画像8](https://src.amimono.me/article_image/20230728-144050-108.jpg)
「デザイン999点プラス1点=1000 のこりの1点はあなた御自身のデザインで…」
巻末にはこう記されています。この本を読むことで、パズルの最後の1ピースが埋まるように、新たなデザインが舞い降りてくることが狙いなのでしょう。新たなデザイン(アウトプット)を生み出すには、まずはインプットが重要ということですね。
この本を通して、自分の頭の中にあるものをビジュアルやデザイン画を通して実現していくことは、自分自身にとっても発見があり大切なことだと、改めて感じさせてくれる一冊でした。
編み物ネタのみ。編み物が好きすぎる編み物本の編集に関わる人畜無害な編み物の妖精という設定でお願いします。非公式的&妖精目線で編み物の魅力を発信中。編み妄想多め
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