「ファッション」を学べる多彩なコース
いつもはニットデザイン科についての内容ですが、今回はファッション流通専門課程の学生達が授業中に編んだ作品を紹介します。
今年の4月から週に一度、半年にわたり手編みの基礎から小物作りの完成を目指す、選択授業を担当しました。
文化服装学院には「ファッション」を学べる多彩なコースがあります。選択科目のひとつとして「ニット」があり、4月から9月までの全15回で完結します。
授業の前半では棒針編みとかぎ針編みの基礎を学び、後半ではニット小物を制作。
個性豊かなファッションの専門分野を学ぶ学生達です。ニットに関して全くの未経験者から編んだことのある学生まで、さまざまなレベルの学生がいます。
動画を見て編むことが多い世代ですが、記号や本の編み図を知りたいという学生もいます。
すでに編める学生はよりきれいに。初めての学生は針と糸の持ち方から。
最初は悪戦苦闘の大騒ぎでしたが、いったんコツを覚えると集中し静寂な時間が流れます。この時間の移り変わりが好きです。
参加してくれた学生に、ニットについて思うことを教えてもらいました。
黄 仙雅(スタイリストコース)
黄さんは将来スタイリストになるために必要なスタイリング力やファッションに関する知識、現場で活かせるノウハウを学んでいます。
「以前からニットに興味がありましたが、編んだことはなく、授業で基礎から学ぶことで一歩を踏み出せました。自分で考えながら形にしていく過程は楽しく、完成時には大きな達成感を得られました。隙間時間をスマホではなく編み物に充てるようになりました」
普段の学びの成果でしょうか。写真も素敵ですね。
リン・ユシン(ファッションプロモーションコース)
ファッションプロモーションを勉強しているリンさん。ファッションだけではなく、広告やSNS、マーケティングなどについても学んでいます。どうすればファッションの魅力を人に伝えられるかを考えながら、いろいろな課題に取り組んでいます。
「以前編んだ時にとても達成感があり、ニットをもっと知りたいと思い、今回選択しました。特に、円の編み方を覚えてコースターを作るのが楽しかったです。好きな色や形で自分だけの作品を作れる自由さ、完成時の達成感、そして編む時間に集中して心が落ち着く点がニットの大きな魅力です」
ニット経験者は素材選びや作る工程はスムーズですが、コツを知ると編みやすくなり、経験者ならではの新しい発見もあります。授業を通じて、他の誰かと一緒に編む時間の共有もニットの楽しみのひとつです。
米田ひかり(スタイリストコース)
スタイリストコースで服作りの基礎と、スタイリスト(アシスタント)に必要な知識や技術を学んでいる米田さん。
「編んでいる姿や完成した作品がかわいいなと思ったことがきっかけです。最初は難しく感じたけれど、編み進めるうちに夢中になり、形になっていく過程もとても楽しかったです。ニットは間違えてしまっても、編み直してやり直すことができるところが魅力を感じます」
YouTubeや本を見ながら作る学生が多い中、米田さんは大きさを見ながら、自由に糸を変えて編みました。縦横自在に発想を広げ、編めることはニットの良いところ!ですね。
井下田 夢夏(ショップスタイリストコース)
現在はショップスタイリストコースで、販売のプロフェッショナルになれるようにロールプレイングや商品知識を学んでいる井下田さん。
「編んでいると時間があっという間に過ぎ、夢中になれる素敵なものだなと再認識。ハンドニットの良いところは手編みならではの温かさがあることだと思います。不揃いな編み目も愛おしいし、逆に完璧に編むのも達成感を味わえ、ニットの大きな魅力だと改めて実感しています」
多重の花びらは今流行ってますね。授業を機にまたニットを楽しんでもらいたいです。
編むことへの理解が進むと、自分のために、他の誰かのために手を動かすのは楽しいということ。そして皆が口々に言う、編むことで得られる「達成感」。1本の糸から形を作り上げるニットの魅力に少しでも興味をもってもらい、授業が終わっても、またなにか作りたいという気持ちになってもらえたら嬉しいです。
ちなみに今の学生たちが編みたいのは圧倒的にかぎ針編み。棒針編みの魅力をもっと上手に伝えていかなくては!と感じました。
協力してくれた皆さん、ありがとうございました!
文化服装学院
YouTube文化服装学院公式チャンネル
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bunka_fc(文化服装学院)
bunka_kd_official(ニットデザイン科)
文化服装学院 ニットデザイン科専任教授。文化服装学院ファッション工科専門課程ニットデザイン科。編物科・ニッティング科・産業ニットデザイン科と時代とともに名称を変え、ニット業界を支える人材を長年輩出しています。そのニットデザイン科学生達の奮闘を講師目線でお届けします。
https://www.bunka-fc.ac.jp
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