目次
「作り目」とは?
「別鎖の作り目」の編み方
別鎖を編む
別鎖の裏山を拾う
「作り目」とは?
編み初めの最初の目を「作り目」と言います。
基本的な方法には「指でかける作り目」「別鎖の作り目」「共鎖の作り目」「輪の作り目」などがあります。(輪の作り目は「いちばんよくわかる 新・棒針あみの基礎」で詳しく解説しています。)
今回ご紹介するのは「別鎖の作り目」。セーターの裾や袖口など、後で逆方向に編み出したいときに使うかぎ針で編む作り目です。別鎖は編み終わったらほどいて目を拾うので、実際に編む糸とは違う糸で編みます。
「別鎖の作り目」の編み方
別鎖は少し緩めに編みましょう。夏糸など、繊維の残りにくいすべりのいい糸がおすすめです。ウールの場合は実際に編む糸に近い色のものを使います。
★かぎ針は棒針と同じか、1号太い号数のものを使います。
別鎖を編む
①かぎ針を糸の向こう側にあて、矢印の方向に回します。
②交差したところを指で押さえ、かぎ針に糸をかけます。
③かけた糸を輪の中から引き出します。
④糸端を引いて輪を引き締めます。
⑤かぎ針に糸をかけて引き出すことをくり返します。※あとでほどくので多めに作っておくのもいいでしょう。(動画参照)
⑥最後はもう一度糸をかけて引き抜きます。
別鎖の裏山を拾う
※実際に編む糸で拾います。(拾う=糸をかけて引き出し、目を作ること)
①別鎖の編み終わり側の裏山に棒針を入れ、実際に編む糸で拾います。
②必要目数を拾います。
出典
「新装版 棒針編みの編み目記号」 日本ヴォーグ社刊
「いちばんよくわかる 新・棒針あみの基礎」 日本ヴォーグ社刊
各種編み方や編み目記号の編み方はもちろん、困ったときに役立つ情報も盛りだくさん。編み物をするときに手元に置いておくと安心ですよ。
新装版 棒針編みの編み目記号
いちばんよくわかる 新・棒針あみの基礎
ライタープロフィール / 多賀谷浩子
ライター。『日本映画ナビ』『ステージナビ』をはじめ、新聞・雑誌・ウェブサイト・劇場パンフレットなどで、映画・演劇に関するエッセイやインタビューを執筆。ミサワホームのウェブサイトにて「映画の中の家」、高校生に向けたサイトMammo tvにて「映画のある生活」の他数誌にて映画コラム連載中。
ライタープロフィール / 多賀谷浩子
ライター。『日本映画ナビ』『ステージナビ』をはじめ、新聞・雑誌・ウェブサイト・劇場パンフレットなどで、映画・演劇に関するエッセイやインタビューを執筆。ミサワホームのウェブサイトにて「映画の中の家」、高校生に向けたサイトMammo tvにて「映画のある生活」の他数誌にて映画コラム連載中。
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