イトマに、ゴー！【番外編】

フィットニット・修理技術者のメグヲです。ニット修理を生業にしています。今回はいつもと違い、番外編として『イトマ！』のレポートをさせてください。

先日11月4日（金）、『イトマ！』に遊びに行きました！

…いや、違う。遊ぶために行ったのではなく、イトマの視察と、あるミッションをコンプリートするため。

会場である日本ヴォーグ社なんて行ったことがなかったので、ドキドキでした。エントランスがオシャレで早速「（うぉぉ…！！）」となりました。他にも入口のお姉さんが笑顔で挨拶してくれたり、エレベーターに乗ってみたらなんかすごい人と乗り合わせてしまったり…。なんだかおのぼりさんのような状態に。

ワタワタしてしまいましたが、とりあえず地下まで降りて入場待機列に加わり、開場まで待つことに。次から次へと人が並んでいくので、ここでも「（うぉぉ…！）」となりました。よく考えたら250人の枠があるので、当たり前なのですが…。全国各地の編み物大好き人間の多さに改めてびっくりしました。

壁に貼られたポスター、私のコラムがちゃんと載っていて嬉しい。次はセンター狙わないと

行列が地下まで伸びていたため、地下から会場まで階段を上ります。一歩一歩のゆっくりとした足取りですが、進むたびに周りからのワクワク感や、まだ見ぬ糸への期待感が伝わってきます。ポスターから「amimono」のQRコードを読み込んで、待ちながら読んでいる人もチラホラ。待ち時間に気軽に読めるのも「amimono」の良いところですね。

さて入場ですが、ちょっとまごまごしてしまいましたが、担当スタッフさんが丁寧に誘導してくださり、無事入場。本当にありがとうございました。会場内はもう端から端まで糸、糸、糸。周りの糸を求める熱気もあいまって暑い。扉をくぐっただけなのに、3℃は気温が上がった気がします。

出店されているお店もどれも個性的で、鮮やかな色合いの糸やら、深みのある渋さがいい味を出している糸、紡がれる前の原毛。ずっと見ていられる、散財してしまいそうなお店だらけでした。

窓際や天井、壁に飾られたニット作品もカラフルで、見ているだけで楽しい。小さいセーターとかも飾ってあって、会場全体がフォトスポットとなっていました。

さて、会場の雰囲気にのまれて浮かれている場合ではありません。今回イトマに遊びに来たのはミッションをコンプリートするため。ほつれ修理の際に必要になる糸で、どうしてもなかなか見つからない生成〜黄色の中間の色味で、少しボサボサした感触の糸を見つけるまで帰れません。しかし、私は編み物の「あ」の字もわかっていないただの修理人です。アテも勘もないので、全店の糸を見て回ることに。昔から言いますよね？足で稼げと。

見て回っている最中、古い編み物の本を売っているお店、ダーニングの道具を売っているお店、ガチャポンを見つけ、まじまじと見てしまいました。古い本は味があってそれだけで面白いです（編み図が読めなくて泣く泣く諦めましたが）。ダーニングは同じニット修理の技術として興味があり見てみました。と、同時に「来年はフィットニットもデモンストレーション参加したい！」と密かに思ったのでした。

ガチャポンは『あみくじ あみぐるみガチャ』というもので、500円を入れてまわしてみると、可愛いキノコが出ました。キノコ好きとしては最高です。気になるあみくじの結果ですが、キノコ好きがキノコを引いたのです。もちろん大吉。大勝利をおさめたのでした。

さて、糸探しのミッションの進行度ですが、2種類の候補が見つかりました。古着屋巡りをして探し回ったのに見つからなかった糸が、捜索開始10分で見つかりました。イトマ凄い。糸の太さや使い勝手の良さを考慮して片方を購入。お陰様で安心して帰ることができます。イトマ偉い。購入を見送った糸は抜け目なく品番を控えさせてもらいました。今後お世話になるかもしれないので、ショップカードもいただきました。イトマ最高。

購入した糸

もっと色々見て回りたかったのですが、出勤が控えていたため、ミッションコンプリート後にもう一度会場を見て回り、お暇することにしました。

ガチャポンのキノコと入場証は社内携帯のストラップになりました

イトマは編むのが好きな人、糸を紡ぐのが好きな人、ニットが好きな人、興味がある人、全てのニットラヴァーが楽しめるイベントです。早くも次回の開催が楽しみです。その時はぜひニット修理デモンストレーションで我々フィットニットも参加できるよう、頑張っていこうと思います。

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