

フィットニット・修理技術者のメグヲです。ニット修理を生業にしています。
ニットを買ったはいいものの、着てみたらシルエットが理想と違ってがっかり…なんてことはありませんか?
もしくは理想の糸はあるけど、理想のアイテムが手編みじゃ編めない…。
今回はそんな悩みを解決した修理のご紹介です。


こちらの赤いニットパーカー。サイズが小さく、幅出しをしたいとのこと。
袖も全体的に細く、もっとダボっとしたシルエットに変えたいと希望されました。そこで、似た糸を探してきて編み地を作り、まちとしてはめ込むことに。
ちょうどいい糸が見つかりました^^


こちらが修理完了したパーカー。もともとのデザインだったかのように脇に新たな編み地を足しています。袖もこの通りです。
続いてはこちらのコーン巻きの糸を使って帽子を作った事例。


まずは糸を使い分けて、一枚の編み地を作ります。これをちょうど色の変わる部分で折り返し、アイロンで抑えます。


そしてお山の形にカット。これを縫い合わせて、完成。
リバーシブル仕様のニット帽ができました。
ご紹介してきたこの2例。どちらも家庭用編み機を使用しています。編み機を使用することで、手編みだと難しい目の細かな編み地や、自由な配色の編み地が作れるのです。
最後に、この編み機を使った模様作成をご紹介します。
こちらのニットセーター、脇出しをしています。裾の部分をよくみて欲しいのですが、同じような柄になるよう制作しています。柄の幅、形を一目一目丁寧に再現しています。
このような細かな柄が再現できるのも編み機ならではです。しかし、そんな簡単にできる物ではありません。
編み機で編んでいる最中は、柄の裏側を見ながら作ることになります。なので、柄が複雑になればなるほど編み地の制作は難しくなります。ぺろりとめくって柄確認。
今回は編み機を使った修理事例を紹介してきました。
フィットニットでは数台の編み機を所持しているため、手編みでは作れない編み地を使っての修理もたくさんご依頼いただいています。ニットのリメイク修理を受け付けておりますので、お気軽にご相談くださいね。
6月頃から編み機のワークショップも計画しています。ホームページやInstagram等で発信予定ですので、お楽しみに!
株式会社フィットニット
Instagram:@fitknit11704
千葉県生まれ。 東京大学理学部卒業・同大学院修士課程修了(理学修士)。佐倉編物研究所所長。化学メーカー、理工学専門書出版社などの職を経て、2010年よりヴォーグ学園東京校で本格的に編み物を学ぶ。手あみ師範の資格を取得後、毛糸メーカーに就職し、企画・デザイン、講師、バイヤー、営業などの業務に携わる。独立後、地元で佐倉編物研究所を開所。各所で編み物講習を開くほか、書籍・雑誌に作品・デザインを発表するなど、活動の幅を広げている。2020年1月トークショー「あみもの夜話第4話『編み物と数学』」ゲスト出演(MC:横山起也氏、浅草橋Keitoにて)。2022年2月NHKすてきにハンドメイドに「ぷっくりハートモチーフ」の講師として出演。
https://ameblo.jp/sakuraknittinglab/



